研究の紹介
2020年度卒業研究課題(仮)
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木目金に関する研究
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鎚起銅器の製法に関する研究
実施中の研究課題
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木目金の研究(2020年度〜)
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日本刀の材質評価に関する研究(2019年度〜)
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銅器の加工方法と金属組織に関する研究(2018年度〜)
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微小試験片試験技術に関する研究(2017年度〜)
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【民間助成金】デジタル画像相関法を用いたナノスケールひずみ解析による焼戻しマルテンサイト鋼内階層組織の熱時効に伴う軟化挙動評価,公益財団法人中部電気利用基礎研究振興財団研究助成
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【共同研究】機械的特性評価のための微小試験片技術に関する研究,国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構
研究内容の一例
○鎚起銅器の金属工学的評価
伝統的な金属加工法である鎚起加工によって成形された銅器とへら絞りによって成形された銅器(本研究ではタンブラーを分析)では,鎚起銅器の方が金属組織が緻密になっており,強度が上昇していることを明らかにしました。

左:鎚起銅器によって成形されたタンブラー,右:へら絞りによって成形された銅器

走査型電子顕微鏡による反射電子観察像 左:鎚起銅器によって成形されたタンブラー,右下:へら絞りによって成形された銅器
日本刀の金属工学的分析
日本刀から試験片を採取し,部位毎の強さを評価。その結果,外側の強度が高いものの変形できる量は著しく小さいものの,内側の強度はやや低いものの柔軟な特性を有していることを確認できました。



左:日本刀断面の硬さ試験結果,右:走査型電子顕微鏡による日本刀の刃鉄と心鉄の金属組織観察結果

