金属加工学及び実習(教育学部技術教育講座・専門科目,2年後期開講)

本実習では,1年前期の「金属加工学」で学んだ金属の加工や熱処理などを実際に行います.これらの作業を通じて,金属加工に関する理解を深め,基本的な作業方法を身につけることを目的としています.金属の加工方法としては,旋盤による切削,ボール盤による穴開け,機械式丸鋸による切断などの機械加工を実施します.さらに,融点が約230℃と低く,家庭用のガスコンロでも融かすことができるスズを用いた鋳造を行い,小型の器やアクセサリーなどを自作しました.その他,自分たちで切断した鉄鋼に熱処理を施しすことによって金属組織を変化させ,その組織を光学顕微鏡や電子顕微鏡で観察しました.

砂型を用いた​スズ(Sn)の鋳造の様子.その他,厚紙を用いた簡易的な鋳造なども実施しています.

900℃に加熱している電気炉の中に鉄を入れ,その後,水による急速冷却(焼入れ),焼入れした鉄を再度加熱する焼戻し,900℃から徐々に冷却するなどの熱処理を施しました.その後,紙やすりと研磨材で熱処理した鉄の表面を綺麗に磨き,アルコールで希釈した硝酸で表面を溶かし,光学顕微鏡と電子顕微鏡で金属の組織を観察しました.上の写真は熱処理の様子と電気炉で加熱した鉄を水で一気に冷やした鉄の金属組織を電子顕微鏡で観察した写真です.後者の熱処理は「焼入れ」と呼ばれ,とても硬いマルテンサイト組織が形成されます.焼入れは日本刀作りでも行われています.

金属材料研究室について

本研究室は,中学校の技術科教員養成を主目的としている岐阜大学教育学部技術教育講座において「金属材料」の教育を担う研究室です。研究室では,金属加工に関する教材の研究開発とともに,金属の変形や破壊に係わる研究を行っています。

2020年9月11日

​「研究」を更新

2020年6月30日

​「2020年度公開講座:日本刀の科学」を更新

2020年5月9日

​「卒業研究」を更新

2020年3月23日

​「メンバー」,「講義と実習,日本刀で学ぶ金属工学入門」,
「研究」,「研究室の様子」を更新

© 2018 by Make A Change.
Proudly created with Wix.com