金属で学ぶ日本文化史(全学共通教育科目・人文科学日本文化論,後期開講)

本講義は,2019年度開講「昔と今のものづくり(全学共通教育科目・自然科学総合)」の講義内容から,日本刀と日本の文化との関わりに関する内容をさらに発展させると共に,金属関連の文化財について「金属工学」の視点を取り入れて講義予定です。2020年度より後期より開講します。

講義内容(予定)

講義概要

人類の歴史を「石器時代」,「青銅器時代」,「鉄器時代」に分ける三時代区分法が示すとおり,人類の歴史には「材料」が深く関わっており,特に『金属』の寄与が大きい。日本列島で金属の利用が始まったのは弥生時代頃とされており,当初は近隣の国より輸入された金属製品の利用にとどまっていた。やがて,金属を様々な形に変える加工技術や鉱石から金属を取り出す製錬技術も伝来し,自国内で金属製品を作り出すことが可能になった。その後,先人達のたゆまぬ努力によって金属の製錬や加工技術は発展を続けるが,その多くはその時代の情勢や文化と密接に関わっている。その代表が,武家文化との関わりが深い日本刀や黄金の文化を築いた奥州藤原氏による平泉などである。 本講義では,日本の歴史や文化について,『金属』に注目して講義を行う。その際,講師の専門である金属工学の視点も取り入れることで,日本の文化史について幅広い視点で理解を深める。

講義計画

1 金属の特徴と現在の金属利用について

2 青銅器の特徴とその利用(銅鐸,銅鏡,銅剣など)

3 鉄器の特徴とその利用(鉄剣など)

4 古代の製鉄法,たたら製鉄

5 日本刀の特徴とその製法

6 日本刀の成り立ちとその時代変遷

7 日本刀と武家社会

8 美術品としての日本刀とその評価方法

9 金銀銅の特徴とその利用

10 金属が関わる世界遺産

11 金属と貨幣(富本銭,和同開珎など)

12 金属と仏像(東大寺の大仏,鎌倉の大仏など)

13 金属を用いた伝統的なものづくり

14 科学技術を用いた文化財の保護と分析

15 総括 

 

金属材料研究室について

本研究室は,中学校の技術科教員養成を主目的としている岐阜大学教育学部技術教育講座において「金属加工」の教育を担う研究室であり,2017年10月から活動を始めた新しい研究室です.研究室では,金属加工に関する教育を行うとともに,金属の変形や破壊に係わる研究を行っています.

更新履歴

2019年12月2日 「講義と実習,金属加工学及び実習」,「研究,
​        卒業研究」,「研究室の様子」を更新

2019年11月29日 「研究」を更新

2019年9月3日  「講義と実習,金属を使ったものづくり」を更新

2019年8月23日   「講義と実習,昔と今のものづくり」を更新

2019年7月12日 「公開講座」と「研究室の様子」を更新

2019年5月18日 「講義と実習」を更新

2019年4月26日   「メンバー」を更新

2019年3月28日   「研究室の様子」を更新

​2019年3月10日 「講義と実習」を更新

​2019年3月4日     本公開開始

2018年12月30日 仮公開開始

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